エコツアー・ドット・ジェイピー

トロス遺跡、ヤカパークと
サクルケント峡谷ツアー
Tlos/Saklikent & Yakapark
古代遺跡、カーペット工場、ヨーロッパ屈指の大峡谷と、盛りだくさんの日帰りツアー



◆参加日:2004年7月23日(金)
     8:30〜18:30
◆タイプ:日帰りツアー
◆料 金:14ユーロ
   (入場料および昼食込み)
◆行 程:
・各自のホテルまでピックアップ
  
・トロス遺跡を見学
  
・マスの養殖場が隣接する
 ヤカパークで昼食
  
・カーペット工場見学
  
・サクルケント峡谷を
 トレッキング

▼クリックで写真と解説
トロス遺跡
ヤカパーク
カーペット工場
サクルケント渓谷



トロス遺跡[TLOS]

 真夏の遺跡見学は体力を消耗します。歩いて、登って、ツアーバスに乗り遅れないよう走って……。サングラス、ショートパンツ、日よけ帽子、歩きやすい靴は必須です。
 トルコ旅行で何度と目をひいたのがロシア人女性たち。6、7センチはあろうかと思われるヒールつきのサンダルで、ひらひら、きらきらゴージャス服で遺跡見学に参加している人の多いこと。彼女たちにとって旅はきっとハレの場なのでしょう。

 トロス(Tlos)遺跡は、紀元前2千年に建設された都市。アクロポリスの北東城壁はローマ時代初期のもの。石墓はこんもりとした棺形をしており、リキア文化(ダルヤンを参照)を代表しています。
 また、南西の城壁はローマ時代に建造されビザンチン時代に建て直されたのだそう。19世紀には、この一帯を統治していたAli Aghaという人物が山の頂上部分に住まいを構えていたとみられています。


保存状態良好。100年前にはこの遺跡を住居として再利用していたとか。

ヤカパーク[Yakapark]

 ヤカパーク(Yakapark)は、魚の養殖場が併設されている公園。ここでランチを食べる。マスだったかな? アユでなかったことは確か。写真でご確認を。
 皿には野菜がたっぷり盛り付けられてくる。ジャガイモくらいしか思い浮かばないオランダから来ると、日の光をたっぷり浴びた新鮮な野菜は本当にありがたい。トルコ産ビールもけっこういける。キンキンに冷やしたグラスで飲ませてもらえるのもうれしい。

 ここでは英語はしゃべれないけれど、ドイツ語ペラペラのトルコ人にずいぶんたくさん出会った。ドイツにはかなりの数のトルコ人が移住しているので、 本場ドイツビールとの太いコネクションがありそうだ。
 魚はシンプルに焼いてあるだけ……。これがいいんだな、また。外国の食事はなんでもかんでも濃厚なソースやバターがかかっていて、辟易することがある。せっかくの新鮮な食材を味わえないなんて悲しい。味付けは薄めに限るのだ。特に暑い夏場は……。
 不思議なことにトルコオリジナルの麺類を見かけることがなかった。旅行中さっぱりしたそうめんや冷やし中華をこんなに恋しく思ったこともない。西欧人って食欲落ちないらしく、かなりの量、それも肉類をモリモリ食べている。遺伝子が違うんだろうか。「体力ちゃうなー」と思いしらされる。



公園内の養殖場の魚をその場で料理してくれる。ご飯つきなのが日本人にはうれしい。

カーペット工場[Inspection of a carpet factory]

 昼食後、トルコ特産カーペット工場に連れて行ってもらう。過去に苦い経験があるので一瞬、身が硬くなる。日本の旅行代理店で予約した東南アジア旅行で、宝石工場に連れて行かれた記憶がよみがえる。そのときはまさに拉致状態で、誰かが何かを買うまでバスは動かないのだ。客の3倍は店員がいて、一挙一動を監視されているような気分。しつこく付きまとわれて、友人はとうとう音をあげ指輪を買っていた。
 「ここもか……!? そもそも金を持ってきていないぞ」。あまりにも弁舌さわやか、にこやかなマネジャーがうさん臭く見える。

 が、これは私の完全なる被害妄想。
 日本人と違ってヨーロッパ人は購買意欲ゼロ。「せっかく説明してもらったんだから、買わなきゃ悪いわ」とか、「はるばる原産地までやってきているんだから、買わねば損」とかは、露ほども思っていない様子。慣れているマネジャーも、「ひょっとして誰かが購入してくれれば儲けもの」ってなスタンス。
 不思議なのはツアー申し込み時に、お金を持参したほうがよいですよとのアドバイスは全くないこと。別の日に宝石工場を見学したときもツアーに組み込まれていることを誰も知らされておらず、お金をもってきていない人がほとんど。「買い物なんかしたくない!」というクレームがこわくて事前に知らせることができないのかなぁ。いずれにしても工場見学はツアーのセールスポイントにはなっていない模様。

 でも押し売りがないのであれば、地場産業の見学は大歓迎。
 最後にマネジャーが本気とも冗談ともつかぬ顔で「日本人旅行客がたくさん来る地域の同業者はもうかってるそうなんだよね……。君も一枚絨毯どう? 日本やオランダで買うより断然安いよ。一生もので、ひ孫の代まで品質保証だからさ」「いえいえ、今日のところは遠慮しときます」
 すみませんねぇ。財布のひもの堅い日本人で……。


床一面に敷き詰められたトルコ絨毯。壮観!

カーペット工場のカメラスケッチを見る
[写真点数18枚]



サクルケント峡谷[Saklikent]

ヨーロッパでも指折りの深さを誇る渓谷。

 カーペット工場見学後は、本日、最後の訪問地<サクルケント峡谷>へ向かう。羊飼いが今から15年ほど前に偶然見つけたこの峡谷は、全長約15kmでヨーロッパでも指折りの規模を誇る。発見者の羊飼いはトルコ政府から49年契約でこの場所をリースし観光客に入場料をとって開放し、コーヒーショップを公園内で経営しているんだとか。ふむ、なかなか商売っ気ありますな。

 峡谷をトレッキングするにはブラブラ歩いて往復で30〜40分みとけばよいだろう。入り口付近で一人旅風の日本人女性(たぶん?……お互い何となく匂いでわかる!? 韓国人か中国人もしれないけど、はるか異国の地でアジア人に出会うとやっぱりうれしい)と目があってお互い何となく会釈。
 峡谷はひんやりしていて、真夏のガンガン照りつける日差しに疲れていた私にはありがたい。
 歩きたくない人や、ぬれたくない人は<貴船の床>風、トルコ絨毯のしきつめられた川床休憩所でお昼寝したり、冷たい飲み物でゆっくりおくつろぎを。私の旅の同伴者はビールに釣られて、トレッキングより川床を選択して(腹でるぞ!)、「いい気分だったよー」とご機嫌。
 今日はトルコに到着してはじめてのツアー参加なので何を見ても新鮮。日帰りながら盛りだくさんな遠足で一同大満足。

サクルケント渓谷のカメラスケッチを見る
[写真点数24枚]


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