エコツアー・ドット・ジェイピー


オランダ留学通信

第9回
オリンピックこぼれ話

ワーゲニンゲン大学出身のアスリート & 史上初!DJが開幕式の音楽担当

upload:2004/8/23


ワーゲニンゲン大学出身のオリンピック代表選手サイモン・フルーマン。


ギリシアで開催中のオリンピックでこのところ寝不足気味。TVを見ながらドキドキ、ワクワク、日本勢が映し出されると我知らず「それいけー」「いいぞー」と叫んでしまっています。私ってこんなにナショナリスティックな人だったんだわ・・・と自分でもびっくり。前半、メダル獲得数、絶好調。金メダルラッシュのおかげで鼻が高いってなもんです。このまま後半も行け行けゴーゴー!

さて、開幕式で音楽を担当したのがオランダ人DJ、ティエスト(Tiesto)。DJがオープニングセレモニーを彩るのはオリンピック史上初の快挙です。日本ではあまりなじみのない彼だと思いますが、世界の若者の間では知る人ぞ知る人気者。イギリスの音楽マガジンが選ぶ<世界一のDJ>に2回もランクされ、彼の出演するコンサートは、何万もの聴衆が押し寄せいつも満員御礼の有名人なのです。
ギリシアはオリンピック発祥の地であるため、伝統を重んじながらも、国際的で、なおかつ時代に先駆けたモダンな演出を行いたいというオリンピック委員会の意向からティエストに白羽の矢がたちました。DJが作曲って何だかピンとこないですよねぇ。ところが夏のヨーロッパは野外コンサートがあちこちで開催され、DJは花形職種。コンピューターを駆使して、色々な音をつくりあげ、まさにコンサートマスターなのです。<ハウスミュージック>・・・ズンズン、ズンズン・・・アフリカンビートをコンピューターで攪拌したような、日本ではちょっと耳にしないタイプの音楽で、レーザーショーとドライアイススモークで若者はトランス状態。コンサートをこちらの人はなぜかパーティーといいます。きっとオリンピック開幕式ですらフォーマルなセレモニーというよりは、アスリートたちのビックパーティといったところなんですよね。
バルセロナオリンピックの開会式を坂本龍一が演出してセカイのサカモトになったように、ティエストも今後、益々活躍が期待できるところです。


アテネオリンピック・オープニングセレモニーの様子を伝えるティエストの公式HP。
http://website.tiesto.com/index1.html

TV観戦に力がはいるもうひとつの理由は身近な人が参加しているから。サイモン・フルーマン、ワーゲニンゲン大学出身のオリンピック代表選手です。出場するのは<陸上3000m障害物競走>ハードルを飛び越えて、水溜りの中を走る過酷な競争です。
双子のお兄さん、キャスパー・フルーマンも同じ競技でともにチャンピンオンを競った仲。オランダの萩原兄弟と思ってください。キャスパーもワーゲニンゲン大学の出身者でとても陽気で気さくな人。奥さんが赤ちゃんを産んだばかりで、「オリンピックの開幕式に招待されているんだけど、ワイフが一人で行くなんてずるい!って行かせてもらえないんだよ・・」と嘆いているので(オランダは女性パワーが強いのです)「そんなチャンスは一生に二度とないだろうから飛行機に飛び乗って見てくれば? 大学の倉庫に間違って鍵をかけられて閉じ込められたことにしといてあげるから・・・」などと1ヵ月半ほど前、話をしていたところです。その時もどこかの大会に参加中の弟から携帯電話が・・・双子なので1日に3度も4度も連絡をとりあうのだそうです。
先日、予選をTVで観戦していたところ、サイモンはゴール数メートル前で一緒に並んで走っていた選手に握手を求めているんです(オリンピックでですよ!)。握手を求められたほうは、そらもうびっくり。決勝戦ではないのでタイムを競う必要はないから、リラックスムードなんですよね。なんとまあ、オランダちっくなアスリートかなと・・・本番でもこの調子で頑張ってもらいたいもんです。

*現地時間8月24日(火)の夜に本戦です。この原稿がアップされる頃には結果がでています。(ケニア勢が1位から3位を占め、サイモンは6位でした。35歳のアスリート、大健闘)

Simon Vroemen のサイト
http://www.simonvroemen.nl/nieuws.php?nid=47



兄のキャスパー・フルーマンの雄姿。専門は化学分析だということですが、パートタイムでワーゲニンゲン大学スポーツセンターで陸上を教えたりしています。



スポーツセンターには大学出身の著名スポーツ選手の写真が・・・。フルーマン兄弟の写真はここから撮ったものです。


おまけ・・・

音楽の話がでたついでにヨーロッパ全土でこの夏爆発的にブレイクしたグループを紹介させてください。のりのりで大のお気に入りなんです。でも、いくら大ヒットしてもプロモーターの意向か必ずしも日本に上陸するわけでもないようなのです。ルーマニア・マセドニア出身のジャニーズ系若者3人組 “O-ZONE”。
<Dragostea din tei>という曲がヒットチャート1位に。昨夏、ルーマニア国内で大流行。たまたまイタリア人の音楽関係者が耳にして、イタリア版のコピーをつくってラジオで流したところ、大うけ。そのあとコピーではなく正式に彼らと契約がかわされ、イタリアDJご推薦の曲目に・・・今年のツール・ド・フランスで一挙に花開き、フランス、スペイン、オランダ、ドイツ・・ヨーロッパのヒットチャート1位を総なめ状態。この曲を耳にしない日はないと言っていいでしょう。
<Dragostea din tei >の無料試聴はこちら。いきなり音が出てくることもあるので注意して。http://ouai59.free.fr/ozone.mp3(リンク切れました)
最初は何語で歌っているのかわからず、見たことも聞いたこともないグループだったので、「一体なにもの?」という感じでした。踊りも東欧のフォークダンスをアレンジしたような、素朴で垢抜けないところが可愛い。MP3でダウンロードできると思うので是非チェックしてみてください。典型的な夏の曲だけど、まだまだいける! お勧めです。

O-zoneサイト
http://www.o-zone.go.ro/en/index.html(リンク切れました)
http://www.o-zone-fanclub.com/images/o-zone/(リンク切れました)

O-zone の他の曲の無料試聴はこちら
http://www.airmp3.com/search/O-Zone/mp3/(リンク切れました)

O-zone のオフィシャルサイトはこちら
http://maiahi.com/index.html


るりさんは、「Ecozy.com エコツーリズムと持続可能な観光」というWEBサイトの運営者。世界最大産業である観光が、環境、社会、文化、経済に与える影響とはどんなものなのでしょう? 目からうろこですよ!
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◆オランダ留学通信──これまでの話◆

第1回
第2回 「サンタがやってきた」
第3回 「レジャーで修士号」
第4回 「インターネットと留学」
第5回 「女王様の誕生日」
第6回 「平和調印の街」
第7回 「EURO 2004サッカー夢の競演」
第8回 「マーケットに行こう」


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