エコツアー・ドット・ジェイピー


オランダ留学通信

第4回
「インターネットと留学」 

クラスメイト。
彼女の家族と親族は、歴史に残るルワンダの大虐殺で
全員殺されてしまったそうです。
まだ20代なのに、たった一人一緒に生き残った
小学生の甥っ子のお母さんとしてもたくましく生きています。
今はオランダ国籍も取得し、とりあえずひと安心。
留学ではさまざまなバックグラウンドを背負った人たちに巡りあいます。


何でまたオランダに留学なの?
本当、なんでなんでしょうねぇ。実のところ本人が一番びっくりしているかもしれません。
筋の通った答えをだせればよいのですが、<縁>があったからとしかいいようがないのですよ、これが・・・。

元々はアウトドアー関係を勉強したかったのでカナダかオーストラリア、ニュージーランドに留学先候補をしぼっていました。ところが、TOEFL最低600点とか、同じ分野での学士号を持っていること(私が大学生だったころ日本にはレジャー学は存在しませんでした)など、条件が厳しく申請する前に半ばあきらめていたのです。そして、そのままずるずると年月だけがたっていきました。(涙)

それでも、あきらめきれず情報収集だけは続けていて、インターネットでいくつか気になる大学をみつけブックマークしておいたのです。そんなとき、英国の大学院を卒業した同年代の日本女性としゃべる機会がありました。彼女の体験談を伺っているうちに、「私でも何とかなるかもしれない。いや、いつまでも若くないんだから、本気で行きたいなら今、行動にうつさなければ」と思いはじめ、「ダメでもともと」と出願だけはしてみようと思ったのです。これが大吉とでました。

いつもはグズグズしている私なのですが、この時は、なぜだかすぐに行動にうつしたのです。いくつかの質問をしたため、数校にEメールを送ったところワーゲニンゲンの“レジャーと環境学科”学部長がなんと直々にお返事を下さいました。そして彼と何度かメール交換を続けているうち偶然にも(これが縁だと思う所以です!)、メキシコからの学生がキャンセルしたらしく募集枠に空きがでたのです。本来ならば1年から半年かけて、準備を始めるようなのですが、「どうする?出願だけでもしてみないか」と、励まされ、あわてて書類を準備し、なんとFAX!で大学に送り、(いやー国際電話代の高くついたこと)待つこと2週間。教授会にかけられ、めでたく「来ていいよ!」との通知が・・・勢いと、ダメもとでいいやという開きなおりの賜物でした。

正直なところ、それまで、ヨーロッパは私にとって敷居の高いところだったのです。物価は高そうだし、言葉も英語は通じないだろうと思い込んでいて、はなから対象としていなかったのですよ。それになんといっても英語圏以外の国の情報が日本にはほとんどありません。親戚や、ゼミの先生といったコネもなく、留学カウンセラーに払う余剰資金もなかった私でしたが、インターネットが強力に後押ししてくれて、オランダ留学が実現したといっても言い過ぎではないと思います。

話はちょっと横道にそれますが、インターネットにぞっこんの私です。というのもチャンスや意外な出会いを運んできてくれる、すばらしいツールだと思うからです。友人が昔、ドミニカ共和国の論文を書いていました。そのときの彼女の体験談なのですが、日本国内にはほとんど研究課題に関する資料がなくて途方にくれてしまったそうです。インターネットがまだ普及していなかった時期だったので、大学からネットサーフィンしてアメリカ合衆国では研究者がたくさんいることをつきとめました。友人はそのうちの一人にEメールを出して、なんとドミニカに資料を集めに行く途中、アメリカに立ち寄って、どこかの大学の先生だったこの研究者とお話してきたそうです。彼女の行動力には無論のこと脱帽、と同時にそれを受け入れてくれたアメリカの先生もなかなかの人だと思いませんか?

こんな出会いがあるのもインターネットならでは。
ね、エコツアードットジェイピーの編集長!!

・・・ですね (^^; るりさんの連載がここで始まったのもインターネットでの出会いがあったから。
このページには「オランダ留学」を検索して訪れてくれる人たちが多いのですが、今回の内容は、そういう人たちの“背中を蹴る”出会いになってくれるんじゃないかなと思っています。(編)


自転車
空気の澄んでいるこの町では、虹がよくでます。
それもダブルレインボーをみれることが多いのです。見えますか?
この写真でも・・・。
背の高いビルは学生用のコンドミニアム。
手前のビルに私も住んでいました。


自転車
ワーゲニンゲンからユトレヒト方面に続く
広大な自然保護区の入り口。
うさぎや、野鳥、きのこなどに出会えます。



なんと、これ全部野生の馬だそうです。
馬は割と身近な動物です。
スーパーマーケットの角を自転車で曲がったらいきなり
乗馬している人がいて、たまげたことがあります。
(危ないったら!!)


アムステルダムの街角
こんな森が延々と続きます。
ワーゲニンゲンは森のおかげで水がとってもおいしくて
SPAというベルギーの水のブランドと同じクォリティだそうです。
森の中のサイクリングは手軽なレジャー、森の香りで頭すっきり。
ヘンゼルとグレーテルにでてきそうなおうちがあったりもします。



水路が多いのもオランダの特徴。
国土の3分の1が海抜以下だそうです。
温暖化で、地球の水面があがったら
国土消滅の危機に真っ先にさらされるわけです。
環境問題に熱心で、自転車に乗ってる人が多いのもうなずける?


花
サイクリングに疲れたら、
オランダ名物パンケーキハウス(発音はパネクーケン)でお茶を。
甘いものだけでなく、
ベーコンやチーズのせるスナックタイプもあります。


P.S.
オランダのコメディ映画「クリビアにおまかせ!」が
全国主要都市で上映されるそうです。
オランダに興味がある人は、ぜひ♪

http://www.klivia.jp/

るりさんは、「Ecozy.com エコツーリズムと持続可能な観光」というWEBサイトの運営者。世界最大産業である観光が、環境、社会、文化、経済に与える影響とはどんなものなのでしょう? 目からうろこですよ!
「Ecozy.com エコツーリズムと持続可能な観光」を見る


◆オランダ留学通信──これまでの話◆

第1回
第2回 「サンタがやってきた」
第3回 「レジャーで修士号」


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