エコツアー・ドット・ジェイピー


オランダ留学通信

第1回
「オランダはびっくり箱」 

オランダ郊外

 “オランダ郊外”
のどかな風景が延々と続きます。
電車に乗っていると、野うさぎと目が合うこともあるんです。
この写真は私の住んでいるワーゲニンゲン。


こんにちは、オーストベルドるりです。オランダの大学院でエコツーリズムを学んでいます。この度、ご縁がありオランダレポートをさせていただくことになりました。

小さくても存在感のある国、それがオランダ。九州とほぼ同じ大きさですが、びっくり箱のように色んなものが飛び出します。麻薬、売春、安楽死、ゲイの結婚が合法という過激?でユニークな国策があるかと思えば、チューリップ畑、風車、木靴、チーズを運ぶ職人さんといったのどかな田舎町のイメージも健在です。また今、話題のワークシェアリング発祥の地でもあり、偉大な芸術家ゴッホ、レンブラントもオランダ生まれです。

さらにワリカンは英語でDutch Accountといい、他国でも笑い話にされるほど、“しまり屋さん”、“けち”で有名です。これを裏付けるように、友人と旅行したとき、ギリシア人の土産物屋に「オランダから来たのか・・・じゃあ、どうせ何も買わないよな」なーんて言われてしまいました。でも、異論あり! 関西人の私にはむしろ合理的と写ります。「無駄はしないが、出すときゃ出すよ」という感じ。その証拠に寄付やボランティアは盛んです。ちなみに環境保護団体グリーンピースの本部はアムステルダムにあり、ユニセフの親善大使として活躍したオードリー・ヘップバーンもオランダ人の血をひいています。そして、あのミッフィーの作者、ディック・ブルーナさんもこの国の人。莫大なお金をガン基金や発展途上国の子供たちに寄付しているそうです。庶民派の彼は、今日も元気に自転車こいで通勤です。

オランダでは「お金は大切。でも、そこそこの生活ができればOK」。そんな風に考える人が多いので、ワークシェアリングも成功するのでしょう。とはいえ、ここにも消費文化の波は押し寄せています。若い世代を中心に価値観がかわり、ピリピリしてきているようです。そんなわけで、「アメリカ人のようなワーカホリックになるな!」が私の在籍するレジャー学科教授の口癖でした。とすれば、「めざせ!せめてアメリカ水準・・」の私たち日本。好んで仕事中毒ってわけじゃないのに。この差、この現実、一体どうすればいいのでしょうか? ふー。

こんな国の留学事情、エコツアー、日常の出来事などをご報告していきたいと思います。どうぞよろしく!!

アムステルダム駅

“アムステルダム駅”
東京駅のモデルといわれています。
八重洲はヤン・ヨーステンというオランダ人の
名前がもじったもの。
美しい駅舎はアムステルダムっ子の自慢です。
でも、このあたりはスリに要注意。
ボーっとみとれていてはいけません。

アムステルダムの街角

“アムステルダムの街角”
狭い間口がオランダハウスの特徴。
玄関から家具を運び込むことができないので、
三角屋根てっぺんの突起物に
滑車をかけて吊り上げます。

花

“花は生活の一部”
オランダ人は花が大好き。
このチューリップは20本、500円くらいだったでしょうか?
 買い物帰りに花束抱えて歩いていると、
「あなたもオランダ人らしくなったわね」と言われました。

自転車

“自転車”
坂がないオランダの一番ポピュラーな交通手段。
中国と並ぶ自転車大国です。
国会議員だって自転車で通勤するそうです。

編集部から

◆◆◆

「未知の国へこれからもワクワクしに出かけたいから・・・・。いつも笑顔で旅をしたいから・・・エコツーリズムが、ファッションになり、ブームで終わることのないように・・・。」

オーストベルドるりさんは「Ecozy.com エコツーリズムと持続可能な観光」というWEBサイトの運営者。冒頭の言葉は、そのサイトで「持続可能な観光」について、るりさん自身が語ったものです。

この一文を読んだときから、ぜひエコツアー・ドット・ジェイピーに原稿を書いていただきたいなと思っていました。「持続可能な観光ってどういうこと?」「るりさんが興味を持ったのはなぜ?」「その勉強をするために、なんでオランダに行く必要があったの?」「そもそもるりさんってどんな人なの?」・・・??? こんな興味が次々と湧いてしまったからです。

まずは連絡してみよう・・・と思いつつも忙しさにかまけていたら、ある日、ご本人から「エコツアー・ドット・ジェイピーをリンクしました」というメールが届きました。「Ecozy.com エコツーリズムと持続可能な観光」には、エコツーリズムと持続可能な観光に関する国内外のサイトを集めたリンク集があるのですが、当サイトもその末席に入れていただけたのです(リンクには、ひとつひとつにていねいな解説がつけられていて、“使えるリンク集”になっています)。

願ってもいなかったるりさんからのメールをきっかけに、この連載がとんとん拍子で決まりました。とりあえず1カ月に1回程度の連載をお願いしていますが、読者の反響次第?で、るりさんの筆のノリもよくなるかも。応援よろしくお願いします。



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